2025/09/19 11:05


こんにちは。茨城県日立市のたてのフルート教室です♪


フルートを吹くうえで、安定したリズム感は音の美しさと同じくらい大切です。
高校生の頃、先生に「メトロノームを食べて身体に取り込みなさい!」と言われたことがあります。
それほどまでに、
体の中に揺るがないテンポを持つことが重要だという意味でした。

メトロノームでの練習は基本として、さらにリズム感を育てるには、次のような練習を取り入れてみるのがおすすめです。


1. 手拍子&足踏みで体に刻む


楽器を持たずに、譜面を見ながら手拍子や足踏みだけでリズムを刻みます。
拍を体全体で感じることで、テンポの揺れや拍子の切り替わりを自然に体が覚えてくれます。
複雑なリズムや変拍子に挑戦するときほど、吹く前にこの練習をすると演奏がぐっと安定します。


2. 「歌う」練習


リズムを声に出して数えたり、旋律をラララやタンタタで歌ったりしてみましょう。
吹くときよりも呼吸が自由になり、フレーズの流れや拍の重心がつかみやすくなります。
歌ってみると、自分の苦手な拍が意外と浮き彫りになります。


3. 録音して客観的に聞く


スマートフォンなどで自分の演奏を録音し、後から耳だけで聴いてみましょう。
演奏中は気づきにくいテンポの揺れや、拍が前のめり・後ろ寄りになっている箇所がよくわかります。
演奏を「客観的に聴く」ことで、自分のリズムの癖を発見しやすくなります。


4. リズムを正しく読もう


そして忘れてはいけないのが、楽譜に書かれているリズムを正しく読み取る力。
リズム感があっても、譜面を誤って読んでしまえば正確に演奏することはできません。
拍子や休符の長さを一つひとつ丁寧に確認することも、リズム練習の大切な一部です。


メトロノームは基準を教えてくれる大切な道具ですが、最終的にテンポを作るのは自分自身。
体・声・耳を総動員してリズムを感じながら、譜面の情報も正確に読み取って、あなた自身のリズムの軸を育てていきましょう。