2025/08/21 08:11

こんにちは。茨城県日立市にある、たてのフルート教室です。
フルートの練習を続けていると、どうしても「できなかったこと」に目がいきがちです。
「あの高音が出なかった」「テンポに追いつけなかった」「今日も同じところでつまずいた」…。
そんなふうに練習を終えると、なんだか気分も沈んでしまいますよね。
でも、実はその中にも「できたこと」が必ず隠れています。
「今日は息が少し長く持った」
昨日より1小節でも長くフレーズが吹けたなら、それは立派な成長です。
音楽は積み重ねの芸術。ほんの少しの変化も、続けていくことで大きな力になります。
「間違えたけど、気づけた」
ミスをしても、「あ、ここだ」と気づけた瞬間こそ上達のサインです。
間違いをそのままにせず、認識できた時点で、次につながる準備ができています。
「練習を始められた」
忙しい日や気分が乗らない日もあるでしょう。
それでも楽器ケースを開けて、音をひとつでも出したら、それは十分に「できたこと」。
ゼロと一の違いはとても大きいんです。
私は、練習ノートに「できたこと」も書き残すようにしています。
大きな成果でなくても構いません。
「今日も音を出せた」「苦手なフレーズにチャレンジした」
そんな小さなメモが、あとから見返すと大きな励みになります。
練習は「完璧を目指す時間」ではなく、「成長を積み重ねる時間」です。
できなかったことより、できたことに目を向けて。
その積み重ねが、きっとあなたの音色を豊かにしてくれるはずです。