2025/08/12 09:56


こんにちは!茨城県日立市にある、たてのフルート教室です。


夏は汗や湿気が多く、楽器にとっては負担の大きい季節。

特にフルートは、金属部分だけでなく、タンポなどの水分に弱い素材も使われています。放っておくと、音の鳴りや操作性に影響が出ることも。

そこで今回は、夏の終わりにおすすめしたい湿気対策をご紹介します。



 タンポの水分をしっかり除去


吹き終わったらスワブで管内の水分を取るのはもちろんですが、タンポ表面についた水分も乾かしましょう。

クリーニングペーパーを軽く挟んで押さえるだけでOK。

強くこするとタンポを痛めるので注意です。


わたしのおすすめはこちらです⬇︎



破けてしまったりする心配もなく、繰り返し使うことができます。



 ケース内の湿気を逃がす


夏はケースの中も高湿度になりやすいです。

吹き終わった直後にケースをすぐ閉じるのではなく、10〜15分ほど陰干ししてから収納するのも良いでしょう。

モイスレガートなどの湿度調整剤をケースに入れるのも効果的です。



 接合部の点検とメンテナンス


湿気や汗が残ったまま組み立てや分解を繰り返すと、接合部の動きが重くなることがあります。

柔らかい布で水分をふき取り、必要なら楽器店での調整を依頼しましょう。




夏が終わるタイミングは、楽器のコンディションをリセットする絶好の機会。

湿気対策をしておけば、秋からの練習も快適にスタートできます。

「音がなんだかこもる」「キィの動きが重い」などの変化を感じたら、早めの点検がおすすめです。