2025/07/30 12:14


こんにちは。茨城県日立市にある、たてのフルート教室です♪


フルートを習っていると、よく出てくるのが「スラーでなめらかに吹きましょう」というアドバイス。


でも、「なめらかに」って、ちょっと難しい表現ですよね。

今日は、スラーをうまく吹くための3つの意識を、実際のレッスンでもよくお伝えしているポイントとあわせてご紹介します。



 息は止めない。音のつながりは「呼吸の流れ」で作る


スラーの基本は、音と音の間に息の切れ目を作らないこと

タンギングをしない分、息の流れがとても大切になります。


一音ごとに区切って吹いてしまうと、フレーズがブツブツに聞こえてしまいます。

音を隣の音につなげるイメージで、息の流れを止めずに保ってみましょう。



 指の動きは速く、静かに


スラーが途切れて聞こえる原因のひとつが、指のバタつき。

音の変わり目に指が大きく動いたり、遅れてしまうと、どうしても音に段差ができてしまいます。


コツは、「音を変える瞬間を最小限の動きで」。

力を抜いて、指を近い位置でコントロールできると、見た目も音もなめらかになります。



 頭の中で歌ってから吹く


なめらかなスラーを演奏するには、「自分がどんな音を出したいか」がはっきりしていることが大事です。

音の高低や、フレーズの流れをイメージして、吹く前に少し心の中で歌ってみましょう。


息の向きや速さ、指のタイミングが自然と整ってくることがあります。



まとめ


スラーは、ただタンギングをしないだけの記号ではなく、音楽の流れを美しく見せるための表現方法でもあります。


「なめらかに吹くのが苦手…」と思っていた方も、

まずは今日ご紹介した3つの意識から、できそうなところを試してみてくださいね♪