2025/07/27 08:22


こんにちは、たてのフルート教室です。


「今日はなんだか音が出ない…」

フルートを吹く方なら、誰しも経験のあることではないでしょうか。


練習をしているのに音が響かない、息がスカスカと抜けてしまう…そんな日は、焦らずひと呼吸おいて対処することが大切です。


今回は、フルートの音が出にくいときの原因と、すぐにできる3つの対処法をご紹介します。



 息を整える:ロングトーンを「出しやすい音」から


まずは、焦らず呼吸を落ち着けましょう。

音が出にくい日は、身体や呼吸のバランスが乱れていることも。


出しやすい音(例:GやFなど)でロングトーンをして、息の方向・支え・口元を確認するのがおすすめです。

いきなり高音や苦手な音域から始めると、さらに調子が崩れやすくなります。



 楽器のチェック:頭部管の位置を見直してみる


楽器がほんの少しずれているだけで、音の出方が変わることもあります。

とくに、頭部管の向きは音色に大きく影響します。


・リッププレートの角度

・管体との差し込み具合

・唇との距離感


このあたりを丁寧に見直すと、驚くほど音が整うことも。初心者さんは、マニキュアなどを使って定位置の目印をつけておくのもおすすめです。



 気持ちを切り替える:「鳴らない日」は好きな楽曲に頼る


私自身、音がうまく鳴らない日は、バッハのソナタを吹いて整えます。

理由は、無理なく自然な息の流れが必要だからです。


バッハでなくても、自分が好きで落ち着ける曲を一つ決めておくと、「調子が悪い日」のリセットに役立ちますよ。



さいごに


音が出ない日は、決して自分のせいではありません。

呼吸・体調・環境…フルートはとても繊細な楽器です。


焦らず、できることから一つずつ試してみましょう。

「音が出にくいフルートの原因と対策」を知っておくことで、練習への安心感も変わってきます。