2025/07/16 00:14

こんにちは、たてのフルート教室です。
先日、自分のフルート演奏を録音して聴いてみたところ、普段よりも「シャー」という息の雑音が多く感じられました。
息の方向や音色のバランスに違和感があり、原因を探っていたなかで、楽器の角度をほんの少し変えてみたのです。
結果は予想以上でした。
雑音が減って、音の輪郭がはっきりし、響きも自然に整いました。
フルートという楽器は、数ミリの角度や息の方向で音がガラッと変わる繊細な楽器です。
「いつも通り」が必ずしもベストとは限らず、日々の観察と試行錯誤がとても大切だと改めて感じました。
録音を聴き返すことで客観的な耳を持つことができ、小さな違和感にも気づきやすくなります。
そして、そうした気づきを元に身体の使い方をほんの少し変えるだけで、音は変わってくれるのです。
生徒さんと一緒に練習を重ねる中で、私自身もまた「こうあるべき」という固定観念にとらわれず、柔軟に模索を続けていきたいと思っています。
ほんの少しの変化が、大きな発見につながる。
そんな瞬間を大切にしていきたいですね。