2025/11/27 10:06


こんにちは。

茨城県日立市にあるたてのフルート教室、講師の舘野千尋です。


最近、ステージでの演奏に向き合う中で、気づきがありました。

それは、「練習の目的」と「本番の目的」を明確に分けることです。


・ミスをなくす

・リズムや音程を正確にする

・楽譜通りに吹く

といった「正しさ」を目指した練習。

もちろんそれは大切な基礎です。


でも本番では、同じアプローチでは不十分なことがあります。

ステージで必要なのは、「正しい演奏」よりも

表現と伝達なのだと強く感じました。


今回の演奏では、私は練習段階から

・音色の幅を増やす

・息のスピードと密度を操る

・フレージングの方向性を明確にする

など、音楽的表現に直結する要素に集中しました。


その結果、本番では

・自分の音がどう響いているか

・どんな表情がそこにあるか

・その音が客席にどう届いているか

をリアルタイムで感じながら演奏できました。


ここで重要なのは、

表現の自由は、技術的安定の上に成り立つ

ということです。


正確さの基礎があるから、その上で音を遊ばせる余裕が生まれる。


今回のステージでは、緊張がほとんどありませんでした。

「失敗しないように」ではなく「表現したいことが明確」だったからだと思います。


そしてもうひとつ大切だと感じたのは、演奏者自身が楽しむ姿勢です。

音楽の感情やストーリーを、自分の中で解釈し、表現し、楽しむ。

その姿勢は、自然と聴いてくださる方にも伝わるだろうなと感じました。


「ステージでの表現を楽しむ」ということを常に目標にしながら、

そのための音楽づくりをこれからもしっかり積み重ねていきたいと思います。